この世界の片隅に」を描いたこうの史代さんが好きな言葉として フランスの作家 André Paul Guillaume Gideを挙げていた。

私はいつも真の栄誉をかくし持つ人間を書きたいと思っている

久々にGideの名前を見て昔々ノートに書いた言葉を思い出した。大学に入ったくらいの頃からつけ始めた殴り書きのノート。もう10冊以上になるかな。下の一節を探すのに30分くらいかかっちゃった。

One doesn't discover new lands without consenting to lose sight of the shore
for a very long time.
André Gide

そう、確かなものが見えなくて不安だけど勇気を出して新しい風に流されてみるかとかそんな思いでメモした言葉だった気がする。なんだっけ、忘れたなあ。。

日々のよしなし事を取り留めなくメモしたり書き連ねる作業は好き。誰かのことばとか本とか歌詞とか見たものごととかたまの写真がそれにあたる。ずっと後になって、その時といまが繋がることがよくある。ああ今これに気付くのは、こういう考えに至るのは今までの過程が影響してるなあと思ったりする。スムースに過去といまを繋げることができる存在がほしい。
あ、本題。自分も真のなにかをかくし持つ人を見ていたいと思っている。自分も真のなにかを持つ人になれるといい。