MOCKでカスタードクレープをいただいた。なんてやさしい味。お店の存在は知っていたが入るのは初めて。11月末で閉店されるそうです。35年間あの場所でご夫婦でお店を守られてきたのだそう。

クレープちょうビッグですね。ひとり女子がいただくには若干恥ずかしいサイズかもしれん食べたけど。お皿からはみ出してる。二人で1皿頼んでいたお客さんも多いみたい。
自分がひとり客で机席が満席だったので、ことわりを得てすぐにカウンター席に通してもらった。緑縁メガネのマスターが給仕&飲み物担当でぱりっと白シャツを着た奥様が軽食&スイーツ担当。沸騰したやかんに触っちゃったマスターが「アチッ!」と言い「だいじょうぶ?」なんて返す小声のやりとりがどこまでもナチュラルでお二人が大好きになった。そう自分はやさしい話し方をする人が好きだな。
閉店されることについて残念だと奥様に告げたら、35年間この小さいお店で作り続けて毎日バタバタ過ごしてきて でもなんだか体力の限界なのよーと教えてくれた。もうどこにもお店は出さない この北山で最後だと。朗らかに歌うように話される内容はどの言葉も重みがあって聞きながら泣いてしまいそうになった。変わらないものはないんだってことはバカみたいに分かってるが認めたくない。平和ボケしたセルフィッシュな思いが湧いてくる。
毎日同じように見えてるけど本当は全然違くて いつも何か始まったり終わったり期待したり諦めて流れている。