とある新聞記者の方と示唆に富んだ話をさせてもらった。私たちが求める 後に残したいものってなんだろね?という、ちょこっとドサクサにまぎれて会った人とする内容じゃないお話。
プレゼントをもらったとか誰かと一緒に桜を見た時、残しておきたいのは実は「もの そのもの」じゃない。贈ってくれた気持ちだったり「一緒に見たねえ」という双間の共感やそののどやかな感覚やその時に取り巻かれていた環境だったりする。紙面上にある澄んだ景色を美しいと感じるのは、実際この目で美しい景色を目の当たりにした記憶や経験があるからこそなんだよねえ、と。
表層を掘ってみてわかる「なにか」を、読んでくれた人に記憶として残したい。そう記者さんはお話された。しばらく新聞社をお休みして研究科で学んでいたそうで、この春からなんとか.comに戻るのだそう。